60.大分県中津市【二豊製畳有限会社様】

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「両框裁断機チップソーWINⅡ」導入で大活躍

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福岡県・大分県と県境を接する中津市に本社、県都大分市に支店を展開する二豊製畳有限会社様は、1900年(明治33年)創業の120年の歴史を誇る老舗畳店様です。

二豊製畳様1

2020年10月 代表取締役社長に就任された山本哲郎様は4代目社長となります。

1965年に細田畳店から法人化され、二豊製畳有限会社となりました。

当時は当社の製畳機「おおとり」をご使用いただき、藁床製造から畳製造まで行い、新畳の下請け中心の業務内容でした。

昭和の終わり頃には、九州地区でどこよりも早くダイケン畳を採用され、新畳に関しては下請けから元請けへ業務内容の転換を進めました。

営業対象を工事店のみならず、一般個人客へも営業活動を広げ、大量生産から個人客のニーズを満たすために、襖・障子・網戸・壁紙等の多角化も進めて行かれました。

ちょうどその頃に工場内での女性採用を考えておられた二豊様が「経験がなくても畳が作れる」当社のCSラインへ興味を持たれ、「自動表張機」と「全自動両框縫機」を導入いただきました。

その後も業績の拡大で次々と設備投資は続き、1994年に「全自動両平刺機」、1997年には「全自動両返縫機」と「畳積上ロボット」、2002年には「全自動チップソー裁断機」を導入いただきコンパクトラインが完成いたしました。

結果として、工場内作業をすべて女性が行えるようになり、1998年に「スーパーミニライン」を導入いただいた大分支店でも女性がすべての畳を製造できるようになりました。

2019年には、本社工場・事務所を中津市中心部から郊外へ移転、総二階建ての工場・事務所を新築されました。

移転時に老朽化していた「両平刺機」を最新型の「両平刺機マスター」に入替、追加で「畳美人Ⅱ」も導入されました。

同時に近年受注が増えている縁無畳の製造品質の向上を図るために「縁無畳用畳表自動両折曲機TATSUJIN」を導入いただき、2021年には縁無畳・薄畳への更なる対応力強化のために「両框裁断機チップソーWIN Ⅱ」も導入いただきました。

二豊様は畳業界の大きな変化に合わせて柔軟に自社の体制も対応され、大きく変化と進化を繰り返されて現在の繁栄を築かれてこられました。

二豊様工場

特別色の燃えるような赤色の機械のように、熱い向上心溢れる二豊様が益々のご発展されますよう、私共も全力で今後もご支援をさせていただきたいと思います。

この度はお忙しい中、取材にご協力を賜りましてありがとうございました。